画素数さえ高ければ、デジ一眼もコンパクトも同じか?

私が、「写真を少し勉強してみようか」と、デジタル一眼を買ったのは、約5年前です。機種は、初心者向け定番のEOS Kiss Xで、最大画素数は、当時としては高水準の約1,000万画素(3888×2592)でした。
ところが、まもなく脳に腫瘍が発見されて闘病生活に入ってしまい、3年ほど、趣味どころではなく生きているだけで精一杯という状態になってしまいました。
そして、再び「写真を始めてみようか」という気持ちになれたのは、今から1年少し前。
その間に技術の進歩があり、母が購入した初心者コンパクトデジカメCanonIXY70Sでさえ画素数が約1,000万画素(3648×2736)になっていました。

そういうわけで、すっかり旧型になってしまったKiss Xで、あれこれ1年ぐらい勉強してきましたが、やっぱり、そろそろ新しい機種が欲しくなり、先週、EOS 60Dを購入しました。
60Dの良いところは、不人気機種のため、価格が手が届くところに落ちてきたところです(笑)。不人気の理由は、初心者向けとしてはKissがあり、中級者以上は60Dより上位機種を選択するため、ターゲットとする顧客層が薄かったことだと言われています。まあ、しかし、マーケット的な成功不成功は私には関係のないことで、コストパフォーマンスが良い機種を購入して満足しています。

さて、60Dの話は別の機会として、
前に、デジタル一眼のKissXもコンパクトのIXYも、画素数が同じぐらいの1,000画素と書きましたが、画素数が同じぐらいなら画質も同程度なのでしょうか。いえいえ、違います。画素数が画質として重要だったのは、100万画素とか200万画素の頃の話です。

もっと重要なのは、撮像素子の大きさです。一眼のKissXも、コンパクトのIXYも、同じ1,000万画素ですが、撮像素子の大きさは、KissXが23.4mm×16.7mmなのに対して、IXYは6.2mm×4.6mmしかありません。KissXの撮像素子の大きさは、IXYの14倍弱です。
撮像素子とは、フィルムカメラで言うところのフィルムのことです。そこに光が当たることによって、映像が記録されます。

例えば、どんよりと曇った時と、快晴の日では、写真はどちらがきれいに撮れますか?いうまでもなく、快晴の日です。その理由は、光の量が多いからです。では、写真に、光を多く受け入れるにはどうしたらいいでしょうか。その方法として考えられるのが、シャッタースピードを遅くするか、絞りを開放するか、ISO感度を高くするか、そもそも光を受け入れる撮像素子を大きくするか、でしょう。

シャッタースピードを遅くすれば、ぶれる可能性があります。絞りは、レンズの性能に左右されます。ISO感度を高くすれば、画質が荒れます。写真をマニュアルで撮る人は、この3つの組み合わせの最適解を考えながら、それぞれの数値を選択するわけですが、そもそも、撮像素子が大きければ大きいに越したことはないのです。

ただ、「最高時速500km/hのスーパーカーも、最高時速80km/hの軽も、時速40km/hで走るときは、大差ない」というのと同じで、撮影環境の良い場面では、あんまり変わりがないのも事実です。そういうときに差が出るのは、「腕」とか「センス」とか。うん、難しい。

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カテゴリー: 撮ってみた!

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